食道静脈瘤破裂肝硬変における内視鏡的硬化療法と propranolol の併用による再出血の予防 : controlled study
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概要
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待期的硬化療法を行つた肝硬変43例を硬化療法施行後に propranolol を経口投与する群 (propranolol 併用群, n=20) と propranolol を投与しない群 (硬化療法単独群, n=23) に分け両群の再出血率を prospective に検討した. 両群の背景因子, 肝機能, 門脈圧, 硬化療法施行回数, 硬化療法終了時内視鏡像には差を認めなかつた. 平均27カ月の追跡期間中に propranolol 併用群の3例, 硬化療法単独群の11例に再出血が見られた. Kaplan-Meier 法による両群の累積非再出血率曲線の間には有意差が見られ, propranolol 併用群の再出血率は低率であつた. 従つて, 待期的硬化療法施行後の propranolol 経口投与は再出血の予防に有用と思われた.
著者
-
斎藤 整
日本医科大学第3内科
-
金沢 秀典
日本医科大学消化器内科
-
多田 教彦
日本医科大学第3内科
-
松坂 聡
日本医科大学第3内科
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吉沢 雅史
日本医科大学第3内科
-
黒田 肇
日本医科大学生理機能センター
-
吉沢 雅史
日本医科大学 第3内科
-
渡 淳
日本医科大学付属千葉北総病院内科
-
小林 正文
日本医科大学 第三内科
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宮田 邦久
日本医科大学第3内科
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