ハッカ培養細胞による各種モノテルペンの変換シトロネラールのシトロネロールへの変換反応について
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概要
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ハッカ植物の茎頭から2,4-D, IAAを含むMS培地でカルスを誘導し, さらにオーキシンやカイネチンの濃度を変えたSH培地で継代し, 形状を異にする5種類のカルスを得た. これらカルスのモノテルペン (9種類) に対する変換反応を調べた. その結果試験したすべてのカルスがシトロネラールをシトロネロールに変換したが, その活性は生育の良好なカルスで高かった. この反応は, NADHを補酵素とするアルコール脱水素酵素によることが明らかとなった. しかし, プレゴンやメントン, メントールに対する酸化還元能は見られなかった. ハッカカルスをモノテルペンと反応させると, カルスは褐色となり壊死した. このことは油腺などの貯蔵器官を持たないカルス細胞にとって, モノテルペンが細胞毒性を持つことが推察された.
- 日本植物細胞分子生物学会の論文
著者
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星野 力
新潟大学農学部
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内山 武夫
新潟大学農学部
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内山 武夫
新潟大農・応用生化
-
鈴木 雅義
新潟大学農学部農芸化学科
-
沼田 益朗
新潟大学農学部農芸化学科
-
内藤 聡之助
新潟大学農学部農芸化学科
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