質問―応答関係検査1―検査の作成とノーマルデータ―
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
就学前児水準の子供のコミュニケーション能力を語用論的な観点からとらえる質問―応答関係検査を作成した.本検査は言語発達遅滞児および聴覚障害児の発達状況の評価と訓練プログラムの立案に特に有効である.本検査は, 日常的質問, なぞなぞ, 仮定, 類概念, 語義説明, 理由, 説明, 系列絵, 物語の説明, 文章の聴理解, の10課題から構成されている.<BR>この質問―応答関係検査を2歳から6歳の健常児165人に実施して得たデータを分析した.基礎的な統計量を示し, 検査の信頼性, 妥当性について検討した.また, 総合得点, 課題得点を発達年齢に換算する表を用意し, プロフィール記録用紙を作成した.
著者
-
佐竹 恒夫
横浜市総合リハビリテーションセンター
-
久野 雅樹
東京大学大学院 教育学研究科
-
知念 洋美
千葉県リハビリテーションセンター言語聴能科
-
外山 浩美
越谷市言語室
-
佐竹 恒夫
横浜市総合リハビリテーションセンター通園療育課
関連論文
- 言語発達遅滞検査を用いた健常幼児の言語能力検査
- 横浜市における人工内耳に関する医療・教育・療育の協力システム構築
- B-3 継続的授業観察による社会科学習過程の分析(3) : K君の理解過程(教授過程B)
- B-2 継続的授業観察による社会科学習過程の分析(2) : 討論の流れと授業の発展(教授過程B)
- B-1 継続的授業観察による社会科学習過程の分析(1) : 学習活動の全体的特徴(教授過程B)
- 知的障害を有する1脳性麻痺児の発信行動の習得過程について
- L6053 4枚カード問題の難しさにおよぼす条件ルールのもっともらしさの効果
- 学習6038 プライミング・パラダイムによる俳句の検索過程の研究(2)
- PC007 プライミング・パラダイムによる俳句の検索過程の研究
- に基づき訓練を実施した言語発達遅滞児の2症例 : 包括的訓練プログラムの適用
- L3033 対象人物と対人認知システム : グリッドテクニックにおける認知の分化度を中心に
- 社会4035 人物のカテゴリ化におよぼす個人の人物特性認知構造の効果
- 心的語彙の検索速度に影響する要因について(2)
- 多義語の認知効率におよぼす学習の効果
- 多義語研究の動向と課題
- PD311 比喩産出に及ぼすカテゴリ指定の効果
- 質問―応答関係検査2―質的分析と会話能力の段階設定―
- 質問―応答関係検査1―検査の作成とノーマルデータ―
- 人工内耳装用児に対する国リハ式〈S-S法〉言語発達遅滞検査の有用性について
- 言語発達遅滞児の言語訓練における待機動作 : ―VTRによる1試行分析―
- 人工内耳装用児に対する国リハ式〈S-S法〉言語発達遅滞検査の有用性について : 手話を併用した評価・訓練
- 人工内耳装用児に対する国リハ式〈S-S法〉言語発達遅滞検査の有用性について : 失語症構文検査との比較
- An application of the sign-significate relation to a language intervention program for languageless children.
- Assessment Battery of Speech and Language Retardation (Prototype II)