連続電量滴定装置の原理ならびに構造 : 連続電量滴定装置の研究(その1)
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概要
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著者らは電量滴定法を利用した連続滴定装置を試作して,臭化カリから電解生成された臭潔で,被酸化性物質を含む溶液の連続滴定を行った.本装置は主として,電解セル,反応セル,試料および電解液の送液装置,交流変換直流増巾器および記録計よりなる.反応セルの設定電位と指示電位との差圧が増巾器の入力にはいり,その信号をチョッパーで交流に変換後増巾し,その出力で電解液を電解し臭素を生成する.臭素の生成量は反応セル内の溶液が常に終点状態になるように制御される.よって電解電流値を連続記録することにより,一定流速で連続的に採取する試料溶液中の被酸化性物質の濃度を連続定量することができる.<BR>本報では装置の詳細をのべるとともに,試料濃度と電解電流値の関係を理論的にのべる.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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