亜鉛アマルガム還元器を用いた水中およびガス中酸素の連続ポーラログラフ分析法
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概要
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水中およびガス中酸素を水溶液中で亜鉛アマルガムで還元し,そのさい溶出する亜鉛イオンをポーラログラフにて連続測定記録して間接的に定量した.操作法は試料および支持塩溶液を一定速度で粒状亜鉛アマルガム還元器に送り,還元器から出てくる液をポーラログラフ用セルに通し,滴下水銀電極と水銀池電極間に一定電圧を加えて両極間に流れる電流を連続記録させた.酸素1分子は2個の亜鉛イオンを溶出するが,溶液のpH,流量速度,亜鉛アマルガムカラムの長さなどが溶出亜鉛量に影響を及ぼした.7.0〜0.1m<I>l</I>/<I>l</I>の水中溶存酸素では酸素量と電流とは直線的比例関係を満足し,またガス中酸素は試料の送り速度により測定限界が異なるが,20〜1%の容量含有率の酸素を連続測定することができた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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