フェロアロイ中の窒素,炭素の定量 : 燃焼法による金属中窒素の定量法の研究(第2報)
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概要
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第1報につづいて同じ装置を使用し,酸素ガスあるいは混合助燃剤を用いるなど,燃焼条件を変えることによって,燃焼法による金属中の窒素の定量法を検討した.試料としては,ケルダール法において残留物処理の必要なフェロアロイを用いた.低圧酸素ガス中で酸化鉛を助燃剤として燃焼させる方法により,フェロシリコン中の窒素,炭素の定量を行い,また鋼やチタンのように燃焼しやすい試料は,第1報に報告したように酸化鉛だけを用いる方法で窒素の定量ができることを確認した.またフェロクロムは燃焼しがたい試料であるが,助燃剤として鉛丹と無水硼酸を併用し,かつ試料を100メッシュ通過の細粒とすることにより,窒素,炭素の定量をすることができた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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