チモール-クロラミンT法によるアンモニアの抽出光度定量法および鉄鋼中の窒素定量への応用
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概要
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アルカリ溶液中でアンモニアにチモールおよびクロラミンTを作用させると,インドチモールの青色の溶液を生ずる.これをイソアミルアルコールで抽出し,680mμにおける吸光度を測定するアンモニアの抽出光度定量法を検討した.すなわち吸収曲線,試薬の添加量,発色の際の加熱時間の影響,共存元素の影響,とくにニッケル,コバルト,銅についてはその許容量を求めた.さらに本法を鉄鋼中の窒素の定量に応用して満足できる結果を得た.また,鉄鋼中の窒素の定量に際しては,鉄その他の金属元素からのアンモニアの分離についても検討した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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