原子吸光分光光度法によるアルミニウム地金およびアルミニウム合金中の微量鉄の定量
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概要
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原子吸光分光光度法による鉄の定量条件を検討しアルミニウム地金およびアルミニウム合金中の鉄の定量に応用した.検討の結果,鉄の最適測定条件は波長248mμ,鉄のhollow cathode lampの電流値30mA,スリット幅0.11mm,空気圧1.5kg/cm<SUP>2</SUP>,アセチレン圧0.5kg/cm<SUP>2</SUP>であり,メチルイソブチルケトン抽出を行なって噴霧する場合はアセチレン圧0.3kg/cm<SUP>2</SUP>としバーナーを水冷した.また,鉄に対する酸の影響および共存元素の影響を検討し,アルミニウム地金,およびアルミニウム合金中の0.05〜1.0%の鉄を主成分の分離を行なわずに迅速に定量する方法を確立し,高純度アルミニウム地金中の0.0005〜0.1%の鉄はメチルイソブチルケトン抽出を適用して定量可能とした.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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