原子吸光分析法によるアルミニウム地金,アルミニウム合金および鉄鋼中の銅の定量
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概要
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原子吸光分析法による銅の定量条件を検討した結果,0.3〜0.7<I>N</I>塩酸酸性溶液中ではアルミニウム(0.05〜0.3g/25m<I>l</I>)および鉄(0.1〜0.5g/25m<I>l</I>)が共存しても銅0〜40μg/m<I>l</I>の範囲で直線性のよい検量線が得られることを明らかにし,アルミニウム合金および鉄鋼中の銅の迅速定量法を確立した.また,微量の銅の定量法としてジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム-メチルイソプチルケトン抽出法を適用して測定感度を約10倍増大し,アルミニウム地金中の0.003%程度の銅の定量を可能にした.<BR>なお銅の測定条件は波長3247Å.,中空陰極ランプの作動電流値30mA,スリット幅0.025mm,空気圧1.5kg/cm<SUP>2</SUP>,アセチレン圧は水溶液の場合0.5kg/cm<SUP>2</SUP>,メチルイソブチルケトン溶媒の場合0.3kg/cm<SUP>2</SUP>としバーナーを水冷した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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