原子吸光分析法による鉄鋼,アルミニウム合金,フェロアロイ中のマンガンの定量
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概要
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原子吸光分析法によるマンガンの測定条件,酸の影響,共存元素の影響について検討した結果,測定条件は波長2795Å,中空陰極ランプの電流値60mA,スリット幅0.50mm,空気圧1.5kg/cm<SUP>2</SUP>,アセチレン圧0.5kg/cm<SUP>2</SUP>とするのが最適であった.酸の影響としては塩酸,硝酸の影響が最も少なく.0.4〜0.6<I>N</I>の範囲では酸の濃度変化による影響はまったく見られなかった.共存元素の影響としては鉄鋼,アルミニウム合金,フェロアロイ中に含まれているいろいろの元素について検討した結果,ほとんどの元素について共存元素の影響は見られなかったが,モリブデンが多量に共存する場合影響した.以上の検討に基づき鉄鋼,アルミニウム合金,フェロアロイ中のマンガンの定量法を確立した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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