交流ポーラログラフ法によるビチオノール中の遊離イオウの定量
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概要
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ビチオノールは,再結晶が不十分であると遊離イオウを混在する場合があり,この定量法を確立した.電解液にビチオノールの溶解度および導電率を考慮し,ジオキサン:ピリジン:塩酸:水(40:5:5:50)の混液を用いた結果,ビチオノールの共存下では,溶存酸素の影響はほとんどなく,セル抵抗も無視できる程度である.検量線は,0.5,1.0および1.5×10<SUP>-3</SUP><I>M</I>純ビチオノールにイオウ1〜10×10<SUP>-5</SUP><I>M</I>を添加して作成し,検量線法および標準添加法により市販ビチオノール中の遊離イオウを定量した結果,約0.3%の混在を知ることができた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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