1-ピコリノイルチオセミカルバジドによる鉄の吸光光度定量法 : ピリジン2置換体の分析試薬としての研究(第2報)
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概要
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1-ピコリノイルチオセミカルバジドを合成し,各種金属イオンとの反応を検索した結果,酸性で鉄(III)に対し鋭敏な水溶性黄緑色の錯体を生成することを見いだした.そこで分析試薬としての利用を検討したところ,錯体は405mμおよび650mμに2個の吸収極大を有するが,感度の高い405mμの波長を用いれば0.5〜5ppmの鉄(III)の定量が可能である.また,錯体の組成は連続変化法およびモル比法により検討し,鉄(III):試薬=1:2であることを明らかにした.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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