人血清中たん白結合性カルシウムの原子吸光分析
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概要
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人血清中のカルシウムが共存たん白の妨害作用で定量されにくい現象に興味を持ち,セファデックスG-25で分画し,適切な前処理法を探究し,原子吸光法で定量した.条件を適当に選べば,たん白部とフリーカルシウム部とは分離可能であり,また,ブランク値よりも低値を与えるたん白部のカルシウムがTCA前処理などで21ppm前後の値を示すようになることを見いだした.最良なカラム条件では,たん白部カルシウムが3本,フリーカルシウム部が2本のピークに分かれて現われた.個人差または病態生理による血清カルシウム量の変動追跡上,有用な研究法と基本的データとが提出された.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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