ビスグリシナート銅 (II) からのスレオニン合成反応
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概要
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塩基触媒下でビス (グリシナト) 銅 (II) に酢酸ビニルあるいはアセトアルデヒドを作用させて, アロスレオニン含量の少ないスレオニンを得るため, 反応諸条件の影響を調べた。その結果, 反応温度あるいは触媒の塩基性度や濃度が高いほど, スレオニン生成率とスレオニン/アロスレオニン生成比は高いことがわかった。生成したアロスレオニンはスレオニンへの異性化を起すとともに分解も起し, 最適条件ではアロスレオニンに対して7.7倍のスレオニンが生成することが認められた。
- 社団法人 有機合成化学協会の論文
著者
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武本 宜教
協和醗酵工業株式会社医薬研究所
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藤井 恭一
協和醗酵工業株式会社堺工場
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工藤 士郎
協和醗酵工業 (株) 本社
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中尾 健二
協和醗酵工業 (株) 堺工揚
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藤井 恭一
協和醗酵工業 (株) 堺工揚
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工藤 士郎
協和醗酵工業 (株) 医薬事業本部
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武本 宜教
協和醗酵工業 (株) 堺工揚
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