上肢の脈無しを主症状とし,腸梗塞による急性腹膜炎で死亡した血管Behçet病の1剖検例
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概要
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血管Behçet病は血管炎を主症状とし,臨床症状として種々の血管狭窄症状を呈するが,今回我々は,上肢の脈無し症状と,腸梗塞症状を呈した血管Behçet病を経験した.症例は47才,男性, 1981年8月頃,両側橈骨動脈の脈無し症状を主訴として当科入院となった.血管造影で,鎖骨下動脈,腸間膜動脈等に狭窄像を認めた.貫壁性の炎症と小静脈血栓を伴うS状結腸梗塞,さらに続発する化膿性腹膜炎で死亡した.
著者
-
澤田 滋正
日本大学医学部付属練馬光が丘病院内科
-
岡安 大仁
日本大学医学部第一内科
-
嘉山 保美
日本大学医学部第1内科
-
逸見 明博
独協医科大学 越谷病院病理
-
嘉山 保美
日本大学医学部第一内科
-
山本 雅則
日本大学医学部第一内科
-
向井 敏二
日本大学医学部第一内科
-
江原 久夫
日本大学医学部第一内科
-
志田 光正
日本大学医学部第一内科
-
逸見 明博
独協医科大学越谷病院病理部
-
岡安 大仁
日本大学医学部第1内科
-
山本 雅則
日本大学医学部第1内科
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