巨核芽球性急性転化時に腫瘤形成を認め腫瘤内に急性転化のクローンを認めた慢性骨髄性白血病(CML)の1例
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概要
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53才,男性.昭和59年4月,慢性骨髄性白血病(CML)と診断.昭和63年4月より末梢血に芽球の増加を認め,骨髄はdry tap,末梢血の白血病細胞はPPO陽性, GP IIb/IIIa陽性で巨核芽球性急性転化(MegBC)と診断した.その後,前胸部および骨に多発性の腫瘤を認め両下肢の完全麻痺が出現した.腫瘤内の染色体検査では急性転化のクローンと同じ異常を認めた. CMLのMegBCで腫瘤内細胞の帰属を同定したものは少ないので報告した.
著者
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嶋本 隆司
東京医科大学第一内科
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外山 圭助
東京医科大学
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根橋 良雄
東京医科大内科
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大屋敷 一馬
東京医科大学 第一内科
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吉川 治
東京医科大学第1内科
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田内 哲三
東京医科大学内科学第一
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根橋 良雄
東京医科大学内科第一講座
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塩田 真美
東京医科大学内科第一講座
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吉川 治
東京医科大学内科第一講座
-
田内 哲三
東京医科大学内科第一講座
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