急性赤芽球癆を合併した急性A型肝炎の1例
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概要
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症例は35才,男性.急性A型肝炎で入院加療中に貧血が徐々に進行し,肝炎発症後第49病日には, RBC 209万/μ1, Hb 6.0g/dlまで悪化した.骨髄穿刺によりpure red cell aplasiaと診断されたが,濃厚赤血球2単位のみの輸血で,第119病日には, RBC 389万/μ1, Hb 12.2g/d1まで回復した.肝炎の経過中にpure red cell aplasiaを合併する症例は,非常にまれであり,貴重な症例と考えて報告した.
著者
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中村 公英
旭川医科大学 第2内科
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牧野 勲
旭川医科大学 第二内科
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中村 公英
旭川医科大学第二内科
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小笠原 正洋
旭川医科大学医学部 微生物学講座
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西村 英夫
旭川医科大学内科学第2講座
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柬理 玲子
旭川医科大学第二内科
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秋山 健児
旭川医科大学第二内科
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田村 修
勤医協中央病院内科
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