ヒラメ養殖場におけるEdwardsiella tardaの分布
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概要
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ヒラメ養殖場における Edwardsiella tarda の動態を明らかにする目的で, 長崎市牧島周辺の海面養殖場において, 1985年と1986年の両年定期的に本菌の分布調査を行った。その結果, 環境から本菌が分離されることはエドワジエラ症の流行中を除いて殆どなかった。それに対し, ヒラメの腸管では常に検出され, 10〜50%の検出率を示した。その中には比較的高い菌数で保菌している個体もみられた。また, 本症の流行中の魚群の腸管では60〜100%の検出率に達し, 腸内における E.tarda の菌数が高い固体ほど腎臓からも分離される率が高まる傾向が認められた。
- 日本魚病学会の論文
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