ヒラメレンサ球菌症の実験感染
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概要
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ヒラメに経口および菌浴法で Streptococcus iniae を人為感染させ, 発病するか否かを調べた。攻撃菌数をそれぞれ3段階設定(経口法:9.9×10 7, 10 5, 10 3CFU/100g魚体重, 菌浴法:2.9×10 7, 10 5, 10 3CFU/mL)して攻撃したところ, 経口法では最高の攻撃菌数でのみ死亡したのに対し, 菌浴法では最低の攻撃菌数でも死亡魚が見られた。いずれの攻撃法でも死亡魚の鰭には出血性患部が形成されており, S.iniae は体表, 例えば鰭の傷などから感染する可能性が高いと考えられた。
- 日本魚病学会,The Japanese Society of Fish Pathologyの論文
- 2001-03-15
著者
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金井 欣也
長崎大学水産学部
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Nguyen Huu
Graduate School Of Marine Science And Engineering Nagasaki University
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吉越 一馬
Faculty Of Fisheries Nagasaki University
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Nguyen Huu
Graduate School Of Engineering Shibaura Institute Of Technology
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金井 欣也
Graduate School of Marine Science and Engineering, Nagasaki University
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吉越 一馬
Graduate School of Marine Science and Engineering, Nagasaki University
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Nguyen Huu
Graduate School Of Engineering And Science Shibaura Institute Of Technology
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