末梢前庭性眼振に及ぼす諸種薬物の影響 : 視性運動性後眼振を中心として
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概要
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Optokinetic stimulation towards the direction of the spontaneous nystagmus of peripheral vestibular nystagmus is distinctly observed, even if it is very weak. Spontaneous nystagmus is frequently observed in the patient suffering from vestibular peripheral vertigo. Its spontaneous nystagmus decreases when the vertigo developes better. Therefore, it may be supposed that the effectiveness of drugs on the vertigo is able to be judged by testing its effecti-veness on inhibition of the optokinetic after-nystag-mus. The optokinetic after-nystagmus were electro-nystagmographically examined in 34 patients, who complained of vestibular vertigo and who had spon-taneous nystagmus of varying degrees. The effects of various drugs on the vestibular vertigo were evaluated by testing the effectiveness on the supse-sseion of the optokinetic after-nystagmus. Diphenhydramine hydrochloride with neophyl-lin-M(Travelmin)was the most effective in decreas-ing the optokinetic after-nystagmus an dperfenazine was next in the effectiveness.
- 社団法人 日本耳鼻咽喉科学会の論文
著者
-
坂田 英治
東京大学医学部耳鼻咽喉科
-
五島 一吉
耳鼻咽喉科学
-
瀬戸口 寿一
東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
野末 道彦
東京大学医学部耳鼻咽喉科教室
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徳増 厚二
東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
五島 一吉
東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室
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鈴木 潤一
東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室
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小松 崎篤
東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室
-
野末 道彦
東京大学医学部耳鼻咽喉科
-
坂田 英治
東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室
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