コーンサイレージの揮発性成分組成
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概要
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牛乳のフレーバー形成に関与する可能性のある飼料中香気成分の種類と量的分布を知るために, コーンサイレージの揮発性成分を, ガスクロマトグラフ・マススペクトロメーター (GC-MS) および水素炎イオン化検出器のガスクロマトグラフ (FID-GC) によって分析した. また揮発性成分中の各成分の面積%およびコーンサイレージ中の各成分のppb濃度は, ヘンエイコサンを内部標準に用いてクロマトグラフ用データ処理装置によって算出した.それによって, コーンサイレージの揮発性成分として34化合物を同定し, それらの面積%およびppb値は, 総計92.5%および20528ppbであった. コーンサイレージの揮発性成分は酸類, エステル類, アルコール類が大部分で, その内酢酸が主要な成分であった. 同定したすべての化合物が, このコーンサイレージの甘酸っぱい特徴的なにおいに寄与していると考えられる.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
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