高周波加熱併用乾燥法の実用化試験(3)
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概要
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スギ柱材の人工乾燥において、時間短縮と仕上がり含水率の均一化が確認されている高周波加熱併用乾燥法の経済性を向上させるため、特にエネルギー単価が高い電力の消費量を抑える場合の鍵になる高周波出力と乾燥工程中における効果的な高周波印加時期について検討した。その結果、材温を95℃に加熱する際、高周波出力が小さくなると所要時間および投入電力量が急激に増加する点が認められ、これが経済的な高周波出力の設定下限値であることが明らかとなった。また、乾燥時間の短縮を求める場合は乾燥工程前半に、良好な仕上がり含水率を求める場合は乾燥工程後半に高周波を印加すると効果的であることが明らかとなった。
- 2000-12-00
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