テーダマツ製材品の乾燥試験
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概要
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テーダマツ丸太から採取した板材(厚さ3。5cm)および梁材(13。5×26cm)の乾燥試験を行った。結果、次の結論を得た。(1)板材を天然乾燥したところ、夏季であれば辺・心材の割合や木取りの違いに関わらず一様に30日程度で含水率15%に調節可能であった。また、今回の検討で用いた板材は、追柾を多少含む板目材および追柾材が大半で、それらの収縮率は、幅方向と厚さ方向との間で明らかな差が認められなかった。幅方向、厚さ方向とも平均で約3%、最大で約4%の収縮を見込んで歩増し量を設定する必要があると考えられた。(2)テーダマツ板材を中温乾燥したところ、辺・心材の割合や木取りの違いに関わらず、一様に5日程度で含水率10%に調節可能であった。また、幅方向、厚さ方向とも平均で約4%、最大で約5%の収縮を見込んで歩増し量を設定する必要があると考えられた。(3)梁材を高温セット+中温乾燥(以下、高温乾燥という。)あるいは蒸気高周波複合乾燥したところ、高温乾燥では5日程度、蒸気高周波複合乾燥では4日程度で含水率15%に調節可能であった。
- 2012-04-00
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