伊勢湾及び熊野灘で漁獲されたトラフグの毒性について
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概要
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2004年11月から2007年2月に伊勢湾の小型底曳網および熊野灘南部海域の大型定置網で漁獲されたトラフグ0歳魚および満1歳魚418個体の肝臓の毒性とその季節変化を調査した。伊勢湾の有毒個体出現率は2.0%(7/348)、熊野灘では1.4%(1/70)と推定され、最高毒性値はそれぞれ23.5MU/g、24.1MU/gであった。この結果、少なくともこの季節に漁獲される体長20〜30cm程度のトラフグの肝臓には毒性がないか、あっても弱毒レベル(100MU/g未満)に留まっていると考えられた。
- 2009-10-00
著者
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