オニオコゼ種苗に適した標識法の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
オニオコゼは千葉県、新潟県以南の南日本に分布する底棲性の高級魚であるが、近年、漁獲量は減少傾向にある。このため、栽培漁業対象種として1980年代から西日本各機関で種苗生産と放流が継続されている。また、これと併行して放流技術開発研究も進められ、種苗放流の効果を把握するためのオニオコゼ種苗に適した標識法も検討されてきた。アリザリンコンプレクソン(ALC)標識について友田らの方法を参考に、pH調整を含むALC溶液作製手順の改変による濃度低減の標識有効性に及ぼす影響について検討したところ、ハタハタと同様オニオコゼにおいてもALC使用量の低減が図れることが確認された。また、鰭切除については、標識後の継続飼育魚及び標識放流後の再捕魚について鰭の再生状況等を追跡した結果、放流効果調査に供するに十分な持続性を確認し、実用化の見通しを得たのでその概要を報告する。
- 岡山県水産試験場の論文
著者
関連論文
- ホタテガイ貝殻を利用した人工魚礁へのキジハタ幼魚の放流実験
- オニオコゼの種苗生産
- 放流オニオコゼ種苗の定着状況と周辺砂浜域の魚類相
- 種苗生産事業報告 餌料生物(シオミズツボワムシ)の大量培養
- オニオコゼ幼稚魚の魚礁性の検討
- 播磨灘北西部における標識オニオコゼの移動
- オニオコゼ種苗生産におけるエアパイプ通気の効果
- 河川から間欠的に供給される栄養塩によるノリ色調の回復
- 平成20年度ノリ養殖概況
- アラントインで作出したスサビノリ胞子の養殖試験
- 岡山県の浮き流し養殖漁場におけるスサビノリ3品種の特性
- 児島湾口部ノリ養殖漁場におけるあかぐされ病の発生
- 岡山県の浮き流し養殖漁場における養殖ノリ3品種の特性
- クロダイによる養殖ノリの摂餌試験
- ヒラメの種苗生産
- ヒラメの種苗生産
- 平成19年度ノリ養殖概況
- 養成オニオコゼの産卵と産卵期のへい死
- 平成20年度ノリ養殖概況
- アラントインで作出したスサビノリ胞子の養殖試験
- 岡山県の浮き流し養殖漁場における養殖ノリ3品種の特性
- 岡山県の浮き流し養殖漁場におけるスサビノリ3品種の特性
- 水温管理によるアマモ種子短期保存
- 児島湾口部ノリ養殖漁場におけるあかぐされ病の発生
- 岡山県におけるオニオコゼの漁獲実態
- 窒素安定同位体比を用いた河川からノリ漁場への栄養塩供給の評価
- オニオコゼ種苗に適した標識法の検討