荒天時の航行における出力と船速及び燃料消費量の変化
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概要
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船舶における大気汚染物質の排出規制は、国際海事機関(IMO)において2005年からNOx、SOxに対する規制が行われており、2006年から粒子状物質(PM)に対する規制が検討されている。著者らは夏の日本海において、海上の穏やかな状態における軸出力の計測精度を検討した。その結果、通常の運航状態(負荷率38%以上)における計測誤差は±2%以内になることを明らかにした。しかし、船舶における大気汚染物質の排出特性を検討したり、出力の計測値を運航管理に用いたりする場合、海上が穏やかな状態で航行する場合に加え、荒天時における特性も明らかにする必要がある。本研究では、まず、軸馬力計を設置した水産大学校の練習船耕洋丸を用いて、南太平洋方面の遠洋航海時において実船実験を行い、海況が出力と船速に及ぼす影響を明らかにするとともに、その原因について検討した。次に、これらの結果を用いて、海況が燃料消費量に及ぼす影響を明らかにするとともに、その低減方法について検討した。
- 水産大学校の論文
- 2007-03-00
著者
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