Google Scholar, Windows Live Academic Searchと図書館の役割 (小特集:Googleの新サービスが与える影響)
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概要
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CA1606Google,Yahoo!を始めとする検索エンジンは,公開された全てのウェブサイトを無料で瞬時に検索できる利便性から世界中で支持されている。それに伴い広告の希望も増え,検索結果などに広告を表示させて収入を得るビジネスモデルも成功を収めた。一方,学術文献の世界では,これまでWeb of Science(以下WoS)などライセンス契約を伴う文献データベース(ウェブ・クローリングではデータ収集できない)が中心で,図書館はこれを契約し,利用者に提供することが重要な役割であった。しかし検索エンジンのベンダー各社は,非営利の文献データベースや出版社,また図書館との提携により,この分野への進出を試行している。この記事では,これまでにベータ版として登場した二つの学術検索エンジンGoogle Scholar(以下GS)(E273,CA1564参照)およびWindows Live AcademicSearch(以下WLAS)(E473参照)を取り上げ,その有効性を検証する。これらの学術検索エンジンは,GoogleやYahoo!などと同じように支持を集め,学術検索の世界を変える存在となるのだろうか。また,図書館の役割はどのように変化するのだろうか。
- 日本図書館協会の論文
- 2006-09-20
著者
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