身体を使ってグラフを考える -専門基礎教育における新たなアプローチの検討-
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概要
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近年、若者の理科離れが指摘され、実際に本学の学生も高等学校段階で物理などを選択せずに入学してくるケースが増加している。また、専門基礎教育において十分な数学・物理学の基礎的な概念が定着せず、その結果、専門教育で苦しむケースも多くみられている。こうした傾向は、聴覚障害学生の場合にはコミュニケーション環境に問題を抱えてきたために、強く現れると考えられる。こうした状況の中、我々は専門基礎教育への新たな試みとして、授業の中で学生達自らが体感できるような実験を実施し、その内容や結果を学生達に討論させることで、基礎的な数学的・物理学的概念の定着を促すような授業方法の検討を進めている。本稿では、今回行った実験授業の概要とその結果に関して考察する。
- 筑波技術短期大学学術国際交流委員会の論文
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