海砂利採取船から排水される高濁度水中の微粒子の拡散
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概要
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海砂利採取船からの高濁度排水中の微粒子の拡散状況を簡単な数値モデルで計算した。高濁度水排出地点では透明度の低下が著しいことが明らかになった。2日に一度の操業を繰り返した場合, 影響範囲は広範囲に拡がることが明らかになった。海砂採取による影響を最小限に抑えるためには, 5日以上の間隔で操業することが必要であることが示唆された。The dispersion situation of the small particles in the high turbidity waters from sea sand mining boat was calculated using a simple numerical model. The transparency (Secchi disk depth) decreased remarkably near the discharge spot of high turbidity waters. When the operation of sea sand mining at intervals of two days was repeated, it was clear that the influence area of high turbidity waters spreaded widely. To suppress influence of sea sand mining in a minimum, it was suggested that the operation of sea sand mining at intervals of five days and above should be done.
- 2006-12-20
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