宇和海におけるミズクラゲの出現量の経年変動と中型動物プランクトンに及ぼす捕食インパクトの推定 <2004年度春季プランクトンシンポジウム「クラゲ類の大量発生 : 現状, 機構, 生態系への影響と対策」>
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概要
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In Uwa Sea, western Shikoku, the scyphomedusa Aurelia aurita occurs in the plankton from January to October, and forms dense aggregations in inlet waters in July onward. The population biomass of A. aurita in the Uwa Sea was estimated by means of composite airphotographs and groundtruth net surveys in 2001-2003. The biomass showed marked geographical variations. The annual maximum biomass ranged from 5.02 x 10^3 ton in 2003 to 7.86 x 10^3 ton in 2002. The gastric pouch contents revealed that the medusae ate mesozooplankton, mainly copepods. Under average medusa density (i.e. 0.56 indiv. m^<-2> or 42.2 g wet weight m^<-2>), the daily predation impact was estimated to be 1.1% of mesozooplankton biomass or 12.4% of mesozooplankton production rate.
著者
-
上 真一
広大院生物圏科学
-
Takeoka H
Department Of Civil And Ocean Engineering Faculty Of Engineering Ehime University
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