切迫性尿失禁を伴う女性過活動膀胱患者に対する塩酸プロピベリンによる症状・QOL改善効果および安全性の検討

元データ 泌尿器科紀要刊行会

概要

58例(平均68歳)の患者を対象として塩酸プロピベリン経口投与による治療を行い, 治療前, 治療4週後および8週後において, 国際尿失禁会議質問票(ICIQ-SF)・キング健康調査票(KHQ)・排尿日誌および尿意切迫感に関する問診票により症状・QOLスコア, 自覚症状の改善を評価した。1日の平均排尿回数, 平均失禁回数, 平均尿意切迫感回数および尿意切迫感程度はいずれも治療前と比較して治療4週後に有意に減少し8週後も効果は持続した。また, ICIQ-SF総スコアおよびKHQスコアも治療後有意な改善を認めた。安全性評価症例42例中10例(23.8%)に有害事象を認めたが, いずれも重篤ではなく投与中止あるいは減量した例はなかった。

著者

加藤 久美子 名古屋第一赤十字病院女性泌尿器科
加藤 真史 中京病院泌尿器科
松川 宜久 名古屋大学大学院医学系研究科病態外科学講座泌尿器科学
加藤 久美子 女性泌尿器科医の会
加藤 久美子 東京慈恵会医科大学外科
加藤 真史 社会保険中京病院 泌尿器科
加藤 久美子 名古屋第一赤十字病院

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