一貫校から文系学生の理科科目における理解と現状
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概要
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慶應義塾内における理科離れの現状を知るために,文系学部学生から普通部生,志木高生を対象に理科用語の認識調査と教員対象の意見交換会および臨海実習をおこなった。各々におけるカリキュラムと教員の現状から,認識調査の結果を考察し,対策と新しい理科教育のカリキュラムと開発を検討した。その結果,中学で学習する理科の知識は,どの段階でも高く保持されていた。すべての段階の生徒・学生において極端な理科離れの傾向は見られなかったが,文系志望の高校生や文系学生は,化学と物理離れの傾向がみられ,逆に理系志望の高校生や理系学生の生物と地学離れが明らかになった。
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