旋網漁具の沈降特性への目合変化の効果 : 数値シミュレーションによるパラメトリックスタディー
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概要
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大型まき網の操業時の水中形状を数値計算によってシミュレーションし,漁具形状の動的特性を評価した。身網の区画を上層,中層,下層の三区画に分割し,各区画の目合をオリジナルとその2倍および半分に変化させ,網地の沈下特性を比較した。網糸直径を一定にして目合を変化させた場合は,下層の網地の目合の違いが最も沈降速度と深度に影響を与えた。網糸の太さを変えずに,下層の網地の目合を大きくすることによって沈降速度が増加することになり,操業の効率化が期待できる。
- 2014-07-15
著者
-
大島 達樹
(独)水産総合研究センター開発調査センター
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高木 力
近畿大学農学部
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上原 崇敬
(独)水産総合研究センター開発調査センター
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伏島 一平
(独)水産総合研究センター開発調査センター
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鳥澤 眞介
近畿大学農学部 漁業生産システム研究室
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鈴木 勝也
日東製網株式会社
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野村 芳徳
日東製網株式会社
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宮田 俊輔
近畿大学農学部
-
金築 正道
近畿大学農学部
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