FPGAのDSPスライスを用いたテンプレートマッチング(アクセラレータ,並列/分散/協調とディペンダブルコンピューティング及び一般)
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概要
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本論文では,DSPスライスを用いたテンプレートマッチングのFPGA実装を提案する.テンプレートマッチングとは,与えられた画像からテンプレートと呼ばれる画像を探索し,マッチする箇所を検出する手法である.本手法では,粗い解像度から細かい解像度へ順にマッチングを行うピクセル再配置法を用いる.この方法は,通常の手法と異なり,テンプレートが画像中に含まれる場合,常にテンプレートを検出可能といった特徴を持つ.ハードウェア実装では, Virtex-6 FPGAの組込みDSPスライスとブロックRAMを効果的に利用する.具体的には,類似度の計算にDSPスライス,二乗計算を計算するルックアップテーブルとしてブロックRAMを用いる. Xilinx社Virtex-6 FPGA XC6VLX240T-FF1156に対して, DSPスライスを400個,ブロックRAMを3個,スライスを7500個用いて280.004MHzで動作する回路を実装した.同じ動作をするCPUとGPU実装と比較して,本手法はそれぞれ349.04倍, 3.67倍の高速化を実現した.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-07-25
著者
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