「白鳳丸」EqPOS航海におけるゾンデ観測の実施(大気球研究報告)
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概要
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2012年 2月 2日から 2月 7日にかけて、東部太平洋赤道上において海洋研究開発機構( JAMSTEC)学術研究船「白鳳丸」から合計 6回のゾンデ観測が実施された。これらは、同じく「白鳳丸」で実施された 4回の大気球を用いた小型クライオサンプラーによる成層圏大気採取実験時の高層気象データを取得するために、そして上部対流圏 /下部成層圏の物質交換過程、特に熱帯対流圏界層における大気脱水過程について調査する目的で実施された。これらのゾンデ観測により、地表から高度 29 km程度までのオゾン、水蒸気鉛直分布、地表から高度 8 km程度までの二酸化炭素鉛直分布等が測定された。
著者
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長谷部 文雄
北海道大学・地球環境科学研究院
-
本田 秀之
宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部
-
青木 周司
東北大学大学院 理学研究科
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長谷部 文雄
北海道大学大学院地球環境科学研究院
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植松 光夫
東京大学大気海洋研究所
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本田 秀之
Jaxa
-
稲飯 洋一
東北大学大気海洋変動観測研究センター
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本田 秀之
宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所
-
長谷部 文雄
北海道大学
-
稲飯 洋一
東北大学大学院理学研究科
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