「矯正教育プログラム(薬物非行)」の質的分析に向けて : 導入の背景とプログラム実施例の概要
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概要
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平成24年度から実施されている「矯正教育プログラム(薬物非行)」の導入の背景を論じ、X女子少年院におけるフィールド調査をもとにその実施例の概要を報告した。調査では、少年と職員へのインタヴューやプログラムのヴィデオ記録に基づく観察などが行われた。中核プログラムであるグループワークと、選択的プログラムであるミーティングとアサーションのヴィデオ記録が収集された。調査結果を踏まえて、今後の質的分析のポイントについて試論的検討を行った。少年や職員の意味世界とその変化や多様性についての知見が期待される一方で、保護者プログラムといった、調査の及ばなかった側面の指摘も行った。最後に、比較対照実験といった、大規模な量的調査と筆者らの質的調査の相違についても論じた。
- 成城大学の論文
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