岩手県における東日本大震災時の母子保健活動の実態と課題
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概要
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本研究の目的は東日本大震災の発災時から現在までの岩手県の保健師活動を記録に残し,保健師に求められる役割や能力と,解決されずに残された母子保健活動の課題を明らかにすることにある.岩手県沿岸部保健所保健師・市町村保健師22 名にグループインタビュー調査を実施した.その結果「情報」「物資」「人的支援」に関連する課題が抽出され,その解決には平時からの「母子との密接な関係性」「母子情報の安全な保管・管理体制の構築」と非常事態の際の「保健師の役割の明確化」が必要と判断された.
- 岩手県立大学の論文
著者
-
福島 富士子
国立保健医療科学学院
-
黒田 裕子
福島県立総合衛生学院
-
平野 かよ子
東北大学大学院医学系研究科国際看護管理学
-
横山 美江
大阪市立大学大学院
-
上林 美保子
岩手県立大学看護学部
-
岸 恵美子
帝京大学医療技術学部看護学科
-
福島 富士子
国立保健医療科学院
-
佐藤 眞理
東北大学大学院
-
阿部 亜希子
東北大学大学院
-
佐藤 睦子
東京都福祉保健局救急災害医療課
-
中板 育美
日本看護協会
-
上林 美保子
岩手県立大学
-
平野 かよ子
東北大学大学院
-
岸 恵美子
帝京大学
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