都市のレジリエンス向上を目指したすれ違い通信基盤(SABA)の試作・動作実験(環境・災害と情報通信,サービス管理,運用管理技術,セキュリティ管理,及び一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大規模自然災害が発生すると、生活・通信インフラが停止してしまい、更なる被害が発生するだけでなく、平常状態への回復が遅れてしまう。この様な状況に対して、我々は災害による被害を和らげ、回復力を強める高いレジリエンスを兼ね備えた都市の実現を目指している。本研究では、災害発生時に途絶してしまう情報通信に着目し、災害時でも継続的に情報を伝達できるインフラの実現を目的とする。現在一般に使われている無線LANや3G/LTE等の通信手段が使えない災害時では、代替手段として各個人が持つスマートフォン間で相互通信し、バケツリレーの形で情報を伝搬する通信(すれ違い通信)が有効であると言われている。また、災害時には普段から使い慣れたアプリケーション・サービスが使われる事が知られている。すれ違い通信では伝達できる情報量や大きな遅延等の特徴があるため、本研究ではアプリケーション設計とその特性を考慮したネットワーク基盤に取り組む。本稿では、すれ違い通信の基盤(SABA)部分をAndroid OS上で実現する。アプリケーションとしては、テキストメッセージを共有できるシンプルなものを実装し、SABAの動作実験に使用した。実験では、20名程度の規模ですれ違い通信が可能である事を示した。
- 2013-05-02
著者
-
山形 与志樹
国立環境研
-
妙中 雄三
東京大学情報基盤センター
-
松井 加奈絵
慶應義塾大学 メディアデザイン研究科
-
松井 加奈絵
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科:国立環境研究所地球環境研究センター
関連論文
- カラマツ葉の生化学物質含有量推定に関する研究 : LIBERTYモデルに基づく検討
- 航空機光学センサ(CASI)画像と釧路湿原の植物群落との対応
- 「21世紀の日本リモートセンシング学会」 -本格的なネットワーク時代の到来に向けて-
- 定点撮影カメラによる森林のフェノロジー判定と植生指標・葉面積指数の季節変化
- 地球温暖化対策の国際合意形成に関する動的ゲームシミュレーション
- 微分ゲームモデルによるグローバルな炭素管理レジームのシミュレーション(OS27a 社会・環境シミュレーション)
- 無線LANアクセスポイントにおける要求品質を満たしたエリア検出のための品質指標の調査(無線PAN,IPTV,画像符号化,ストリーム技術及び一般)
- P229 定点連続撮影カメラを利用した積雪深推定方法の検討
- 魚眼全天空画像を用いた日射量推定
- 京都議定書で評価される吸収源活動のモニタリングと認証に関わるリモートセンシング計測手法の役割
- 京都フォーレストの計測におけるリモートセンシングデータの高度利用 -吸収源活動の定義オプションと利用可能センサの評価-
- 温室効果ガス削減問題における今後のリモートセンシングの役割
- 植生・土壌・水(VSW)指数アルゴリズムの開発とその応用
- casi画像と微細標高データの重ね合わせ解析による湿原モニタリング
- CASI画像と微細標高データの重ね合わせ解析による湿原モニタリング
- 部分空間法によるミクセル分解
- 人間活動の可視化・グローバルリスクマネジメント
- 多時期のランドサットTM画像を用いた湿原植生分類
- リモートセンシングデータを利用した林分構造の計測
- 京都議定書に関わる吸収源計測システムの開発 : 航空機Lidarによるカラマツ林の樹冠計測と材積・炭素重量計測精度の検証
- 吸収源プロジェクト実施地域を対象とした衛星データによるARD活動のモニタリング
- 吸収源を用いた地球温暖化対策とリモートセンシングの役割
- 京都議定書における吸収源の取り扱い : COP6での交渉と科学的知見
- 京都議定書の吸収源条項に関するIPCC特別報告書の検討結果 : 吸収源モニタリングにおけるフラックスネットの役割
- 「京都議定書と炭素吸収源」特集号編集にあたって
- 京都議定書にかかわる国際制度設計 : マルチエージェントシミュレーションの役割(「マルチエージェントシミュレーションの社会システムへの応用特集号」)
- 京都議定書・国際排出権取引のエージェントベースシミュレーション(マルチエージェントシステムとOR)
- 京都議定書における炭素吸収源 : 最新の国際動向
- 二酸化炭素シンクの考え方 : COP7までの合意と今後の課題
- 国際排出量取引のエージェントベース・シミュレーション(環境問題とシミュレーション技術)
- 地球温暖化リスク管理に関する国際制度シミュレーション(環境問題とシミュレーション技術)
- 国際排出権取引におけるシミュレーションとゲーミング
- 国際排出権取引におけるシミュレーションとゲーミング
- 京都議定書・国際排出量取引のエージェントベースシミュレーション(マルチエージェント実験経済学)
- 全球湿地分布図作成のための衛星画像管理システムの開発
- GPS/GISを利用したR/Sのための地上観測支援システムの開発
- 2E11 過去50年間の産業におけるCO2排出と経済活動 (生産・研究開発) との関係分析(環境技術のマネジメント, 第20回年次学術大会講演要旨集II)
- 2C22 科学技術への戦略的資源配分と持続的発展(政策評価・研究評価)
- 森林樹冠率の推定におけるミクセル分類手法の有効性に関する研究
- 時系列センサフュージョン画像を用いた最新分類手法精度比較
- リモートセンシングデータを用いた森林樹冠率の推定 (京都議定書対応のためのリモートセンシング技術の確立)
- ハイパースペクトラルビデオシステムの開発
- 多時期二周波SARデータによる湿原植生分類
- 湿原植生分類図作成に有効となる観測時期の選択
- ガウシアンプロセスを用いたリモートセンシング画像分類
- 湿原植生分類図作成に有効となるGLI観測バンドの選定
- 気候変動リスクの評価と管理へのアプローチ-交渉過程の学習ゲームモデルと比較制度分析
- 部分空間法によるミクセル分解と超多波長画像への応用
- 二時期航空機MSSデータを用いた湿原植生分類に有効な観測波長帯の研究
- 航空機MSS実験による湿原植生判別に有効な波長帯の選定と植生分類画像の作成
- おところりん:ソーシャルネットワークにおける偶然性を用いた音楽生成
- 京都議定書に関わる吸収源計測システムの開発 : 地上レーザスキャナによる点群モデルを用いた計測手法の検討
- B-7-62 無線メッシュルータ試作機のフィールド実験の報告(B-7.情報ネットワーク,一般セッション)
- 世帯における電力見える化システムの実装と検証(運用管理技術2,インターネットと情報倫理教育,一般)
- 電子マニュアルを用いた熟練者のtips共有における有用性の検証と考察(情報管理・情報利用,インターネットと情報倫理教育,一般)
- 世帯における電力見える化システムの実装と検証(運用管理技術2,インターネットと情報倫理教育,一般)
- P2P Massively Multi-player Online Role Playing Gameにおけるゲーム情報の悪用を防ぐ分散管理手法の提案と評価(自律分散・P2P)
- 端末密度の高い無線LAN環境における通信品質低下の改善に向けた検討(ワイヤレスインターネット,マルチホップネットワーク,メッシュネットワーク,ネットワーク符号化,クロスレイヤ技術,無線通信及び一般)
- A414 複数の都市シナリオに基づいた首都圏の夏季気候の将来予測と健康影響評価(気候システムIII,一般口頭発表)
- 気象観測網を活用した水害向け危険指標生成モデルの提案とその評価(センサネットワーク,ヒト・モノ・データをつなげるインターネットアーキテクチャ論文)
- レスポンスタイムを一定時間内とするための帯域使用率に基づくフロー間優先制御方式の提案と評価(アーキテクチャ/応用,インターネットと情報倫理教育,一般)
- レスポンスタイムを一定時間内とするための帯域使用率に基づくフロー間優先制御方式の提案と評価(アーキテクチャ/応用,インターネットと情報倫理教育,一般)
- 河川洪水の危険指標生成モデルの提案(アーキテクチャ/応用,インターネットと情報倫理教育,一般)
- 河川洪水の危険指標生成モデルの提案(アーキテクチャ/応用,インターネットと情報倫理教育,一般)
- 都市のレジリエンス向上のためのすれ違い通信型情報伝搬の分析手法の一考察(環境・災害と情報通信,サービス管理,運用管理技術,セキュリティ管理,及び一般)
- 都市のレジリエンス向上を目指したすれ違い通信基盤(SABA)の試作・動作実験(環境・災害と情報通信,サービス管理,運用管理技術,セキュリティ管理,及び一般)
- イベント会場における消費電力データの計測実験方法に関する一考察(環境・災害と情報通信,サービス管理,運用管理技術,セキュリティ管理,及び一般)
- 水害発生時における災害情報の到達率向上を目的とした情報共通インタフェースの提案(環境・災害と情報通信,サービス管理,運用管理技術,セキュリティ管理,及び一般)
- SOSCastにおける現状の問題分析と解決案に関する一検討(モバイルネットワーク、モバイルアプリケーション、モバイルマルチメディア、モバイルサービス及び一般)
- 世帯における電力見える化システムの実装と検証
- 電子マニュアルを用いた熟練者の tips 共有における有用性の検証と考察