1230 ひび割れ注入材の材齢が付着試験結果に及ぼす影響(補修・補強(材料))
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概要
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本研究では,初期材齢および長期材齢にて注入補修した供試体の曲げ付着試験を実施し,曲げ付着強度や破壊位置についての検討を行った。材齢の進行に伴い,ポリマーセメントスラリーを注入した供試体では,付着特性が良好となり母材コンクリートでの破壊をもたらすこと,エポキシ樹脂を注入した供試体では最大荷重以降の荷重の低下の割合が大きくなることが明らかとなった。初期材齢においては,エポキシ樹脂の硬化にばらつきが生じており,この時点で荷重を受けた場合には,最大荷重ならびに初期剛性の値にばらつきが生じる場合があることが明らかとなった。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2002-06-08
著者
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