おもみ調味料グラビトミン酸: 食品の重さのインタラクティブな変化を利用したエンターテイメントシステム
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概要
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味わいは味覚だけでなく聴覚,視覚,触覚,あるいは個人の経験や文化的背景など,様々な情報に基づいて知覚される感覚である.我々は食事の動作の中から,食器を通じて知覚する食材の重みと,そこから引き起こされるクロスモーダルに着目し,フォークと調味料で構成されたエンターテイメントシステム 「おもみ調味料グラビトミン酸」 を制作した.この装置を使えば,体験者自らが "おもみ" という調味料を振りかけるインタラクションを行いながら,食品の重みを変化させることができる.この一連の動作により,触覚情報である食品の重みの変化から引き起こされる,味覚や歯応えの変化を知覚することで,普段と異なる食体験を楽しむことができる.
- 2014-03-06
著者
-
稲見 昌彦
慶應義塾大学
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杉浦 裕太
慶應義塾大学
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廣瀬 雅治
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
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岩崎 花梨
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
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野尻 梢
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
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武田 港
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科
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