日本語版 Environmental Reward Observation Scale(EROS)の作成と信頼性・妥当性の検討(資料)
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概要
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本研究は、環境中の報酬知覚について測定する自己記入式尺度の EnvironmentalReward Observation Scale (EROS) 日本語版を作成し、信頼性と妥当性の検討を行うことを目的とした。大学生と専門 学校生を対象に調査を行い、414名(男性269名、女性145名;平均年齢18.89±0.93歳)を解析対象 とした。探索的・確認的因子分析の結果、日本語版EROSは1因子構造を示した。信頼性において、 日本語版EROSは十分な内的整合性と再検査信頼性を示した。項目反応理論による検討を行った結果、 広範囲な特性値において測定精度の高いことが示された。日本語版EROSは、抑うつ・不安症状や行 動抑制傾向との負の相関、行動賦活傾向と正の相関を示した。不安症状を統制した場合、日本語版 EROSはアンヘドニア症状との相関が最も強い値を示した。以上より、日本版EROSの構成概念妥当 性が確認された。
- 日本行動療法学会の論文
- 2011-01-31
著者
-
石川 信一
宮崎大学教育文化学部
-
山脇 成人
広島大学 神経精神医
-
坂野 雄二
北海道医療大学
-
岡島 義
財団法人神経研究所附属睡眠センター
-
金井 嘉宏
広島大学大学院総合科学研究科
-
岡本 泰昌
広島大学大学院 精神神経科
-
山脇 成人
広島大学大学院 精神神経科
-
国里 愛彦
広島大学大学院 精神神経科
-
高垣 耕企
北海道医療大学大学院心理科学研究科
-
中島 俊
東京医科大学睡眠学講座
-
岡島 義
財団法人神経研究所・東京医科大学
-
岡本 泰昌
広島大学大学院医歯薬学総合研究科
-
高垣 耕企
広島大学大学院医歯薬保健学研究院
-
高垣 耕企
北海道医療大学大学院心理学研究科
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