小学校低学年を対象とした基本的な生活習慣の教育を支援する情報システム
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概要
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本研究では,小学校低学年を対象に自発的に取り組ませることにより,社会生活で必要な基本的な生活習慣の習慣付けを支援する情報システムを構築する.従来,小学校教員は,児童に基本的な生活習慣を定着させるために,毎日の達成目標を設定し,目標の達成状況に合わせてシールを貼る,あるいは達成状況を紙に書いて壁に貼り出すことで他の児童と比較できるようにする,等の方法で,その教育を行ってきた.しかし,この方法は,小学校教員に多大な労力を強いるため,その労力の低減が求められる.本研究では,情報システムを用いることで,教員に労力をかけることなく,児童に自発的に生活習慣への取り組ませる動機付けを行うシステムを設計・構築した.また,構築したシステムを実際に教育現場で運用することで評価実験を行った.その結果,本システムが,児童が意識的に基本的な生活習慣を習慣付けるための動機付けになっていることが確認された.本論文ではこれらの試みについて報告すると同時に,本システムを実運用することで明らかになった課題や考慮すべき点について議論を行う.
- 2014-01-15
著者
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