医療的ケアを必要とする小児の災害の備え:災害時の備えに対する意識調査
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概要
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医療的ケアを必要とする子どもたちにとって、必要なケアが適切に行われることは生命を維持するだけでなく障害の進行を防ぎ、より充実した生活を送るために不可欠である。2011年3月11日起きた東日本大震災では、茨城県でも大きな被害が確認された。当院小児科に通院中で在宅において医療的ケアを必要とする子どもは42名いるが、震災時、ライフラインの停止により余儀なく入院された方や、必要な薬剤やケア用品の不足などにより日常生活に不安を抱く養育者が数名いた。本研究は、当院通院中で医療的ケアが必要な子どもの養育者を対象に東日本大震災前後の災害の備え、知識、行動を明らかにすることを目的としたアンケート調査を実施した。養育者の防災意識や不安の表出から、災害を想定した備えの必要性や地域の支援体制について、養育者と連携し情報の提供および共有を行う必要性が示唆された。
- 茨城県立医療大学の論文
- 2012-00-00
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