臨床看護学実習に対する病棟スタッフの意識調査
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概要
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3Bユニットの臨床看護学実習に対する実習指導は、実習指導者が通常の看護業務中に指導を兼務しており、日々の学生指導を実習指導者以外のスタッフが担うことがある。毎日違うスタッフが学生指導をすることもあることからか、一貫した指導を行うことが難しいと感じる事があった。そこで、学生に対して一貫した指導を行う為に日々の指導にかかわる病棟スタッフがどのように学生とかかわっているのか、かかわりの中で困っている事が無いかを明らかにする目的で、臨床看護実習に対するスタッフの意識調査を実施した。その結果、臨床看護学実習指導に対し、苦手意識のあるスタッフが半数以上おり、その理由として自分の知識、技術を伝えることに自信が無い事や、学生の反応に戸惑っていることが明らかとなった。今後の課題として、実習指導者は病棟スタッフに対し学生の情報提供を行い情報を共有することや、学生をよりよく知る学校教員との連携を密にすること、現在の学生気質を理解できるよう働きかけていくことが重要である。又、一貫した指導を実施するためには、「実習申し送りノート」を効果的に活用していくことが重要である。
- 茨城県立医療大学の論文
著者
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