天敵鳥類のアカゲラを用いたマツノマダラカミキリの駆除(<特集>東北におけるマツ枯れの現状と対策)
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概要
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アカゲラの巣箱利用定着によるマツノマダラカミキリ(以下カミキリ)の駆除効果を検討するため,海岸マツ林分へ巣箱を架設し,巣箱利用状況,カミキリの補食率を調査した。この結果,巣箱は10〜4月によく利用され,架設後2〜3年経過すると利用頻度が少なくなり,また,アカゲラの出現頻度の高い林分ほど利用巣箱数が多く,カミキリの補食率も高くなった,さらに,巣箱架設後,カミキリの高補食率化が見られ,この要因の1つにアカゲラの巣箱利用定着化が考えられた。
- 東北森林科学会の論文
- 1996-12-27
著者
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