隠れマルコフモデルに基づくアレーアンテナを用いた位置推定法(初めての研究会,初めての研究会,鉄道,車車間・路車間通信,リソース制御,スケジューリング,無線通信一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では,隠れマルコフモデル(HMM)に基づくアレーアンテナを用いた位置推定法を提案する.提案手法は,位置指紋に基づく手法であり,事前の測定によって作成した信号の特徴量のデータベースと,実際の測定によって得られた特徴量とのパターンマッチングによって位置を推定する.従来法では,特徴量として受信データの信号部分空間を張る固有ベクトルを用い,観測された固有ベクトルを用いて毎時刻独立に位置推定を行っている.本稿では,HMMを用いることで入力データを時系列として扱い,対象の移動を状態遷移を表す系列として推定する.つまり,位置推定結果を,点ではなく線として出力する.系列の尤度計算では,系列の末端でなければ,推定時刻の前後の情報も利用している.HMMにおける移動可能範囲を考慮した状態遷移と,尤度を用いた確率計算に基づく位置推定によって,その推定精度が向上することを示す.
- 2012-06-14
著者
-
大槻 知明
慶応義塾大学
-
大槻 知明
慶應義塾大学理工学部情報工学科
-
大槻 知明
慶應義塾大学
-
大槻 知明
東京理科大学大学院理工学研究所
-
大槻 知明
慶應義塾大学理工学部情報学科
-
洪 志勲
慶應義塾大学大学院 理工学研究科
-
稲富 悠介
慶應義塾大学大学院理工学研究科
関連論文
- 参照周波数選択と信号部分空間射影を用いた自乗検定広帯域到来方向推定法(アダプティブアンテナ,等化,干渉キャンセラ,MIMO,無線通信,一般)
- 無線見守りシステムのための信号部分空間に基づくサポートベクターマシンを用いた状態識別 (無線通信システム)
- 固有ベクトルに基づく電波セキュリティシステムの受信アレーアンテナに関する一検討(高速パケット伝送信号処理・伝送技術,無線通信一般)
- TOPSに基づく広帯域到来方向推定法(初めての研究会,初めての研究会,鉄道,車車間・路車間通信,リソース制御,スケジューリング,無線通信一般)
- 確率伝搬に基づく符号・復号を用いた中継通信における初期尤度設定法(アダプティブアンテナ,等化,干渉キャンセラ,MIMO,無線通信,一般)
- ネットワーク符号及び確率伝搬に基づく符号・復号使用時の初期尤度設定法(初めての研究会,初めての研究会,鉄道,車車間・路車間通信,リソース制御,スケジューリング,無線通信一般)
- 量子化ビット数を低減した協調復号法(情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- 他ユーザに対する秘密保持容量を考慮したMIMOダウンリンクシステムにおけるユーザ選択法(アダプティブアンテナ,等化,干渉キャンセラ,MIMO,無線通信,一般)
- マルチユーザMIMOダウンリンクシステムにおける秘密保持容量を考慮したユーザ選択法(初めての研究会,初めての研究会,鉄道,車車間・路車間通信,リソース制御,スケジューリング,無線通信一般)
- 秘密保持容量を用いたマルチユーザMIMOダウンリンクシステムにおけるユーザ選択法