ランダムユニタリビームフォーミング方式における電力割り当てを用いたスケジューリング法(無線ネットワーク,アドホックネットワーク,センサネットワーク及び一般)
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概要
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ランダムビームフォーミング方式は,少ないフイードバック情報量かつ,マルチユーザダイバーシチを利用して優れた特性を得られる方式として注目されている.MIMOシステムのスループットは,電力割り当てにより大きく改善される.ストリーム間干渉が存在しない固有モード伝送では,最適な電力割り当て法として注水定理が用いられるが,ストリーム間干渉が存在する場合,最適な電力割り当て値を求めることは難しい.この問題に対して,MIMOシステムにおいてストリームのMCS (Modulation and channel Coding Scheme)の所要SINRを超えた余剰SINR分の電力を,完全な通信路情報を用いて全ストリーム間で再割り当てを行い,スループットを改善する方法が提案されている.しかし,ランダムビームフォーミング方式では,送信機は完全な通信路情報を持たないため,従来の電力割り当て法を用いることは困難である.本稿では,AMC (Adaptive Modulation and Coding)を用いるランダムビームフォーミング方式において,少ないフィードバック情報量で電力割り当てを可能とする電力割り当て法を用いるスケジューリングアルゴリズムを提案する.また,電力割り当てを繰り返し回数分繰り返すスケジューリングアルゴリズムを提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-05-11
著者
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