保育園児の打撲事故に対する芳香療法の効果

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概要

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保育園における乳幼児の打撲事故に対する芳香療法の効果を検討した。アプリコット油にヘリクリサム精油9%,ペパーミント精油9%,ローズウッド精油6%,ラベンダー・アングスティフォリア精油6%を調合し,試験用オイル(以下,打撲用オイルと呼ぶ)とした。保育園において,園児の軽微な打撲事故(33例)発生直後に打撲用オイルを打撲部位に直接塗布するように依頼し,塗布を施行した保育士に対し,効果についての聞き取り調査を行った。対象となった打撲事故は135例,aroma非介入群102例のうち氷水対応作成できた78例をicing群とした。aroma群を33例とし,aroma群,icing群との比較を行った。効果判定評価は,本方法を施行した園児の保育士に対し聞き取り調査を行った。その結果,打撲の腫脹発赤に有意に差が見られた。(p<0.0001)病院にいくまでもない些細な打撲発生時の初期対応として芳香療法が有効であると示唆された。
2011-01-31

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