ジャワ島のマツ人工林でのチェーンソーを使った伐採作業時の労働負担と作業能率(2) : 間伐作業の場合

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概要

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インドネシアのジャワ島のマツ人工林で大型(L)と小型(S)チェーンソーを使った間伐作業時の労働負担と作業能率を2005年3月〜4月に調べた。ステップテストでオペレータ(3人)の心拍数と最大酸素摂取量のパーセントの関係式を求め,労働負担を計算した。L,Sのチェーンソーを持つ姿勢:F(身体に遠い)とC(身体に近い)のモデルテストを行った。その結果,Lの労働負担はSより大きかった。姿勢についてはLを持つ時,FとCの労働負担に有意差があった。逆に,Sの場合有意差がなかった。伐木,玉切りおよび枝払い作業のz検定分析の結果,LはSより労働負担が大きかった。振動と騒音の分析結果から,LはSより労働負担に大きな影響があった。LはSより機械性能が高かった。しかし,SはLより作業能率が大きかった。その結果,Sチェーンソーを使い,木を探す作業・伐木の準備・メンテナンス・トラブルを改良した作業方法および十分な休憩を組み合わせれば,作業能率に良い結果が得られるだろう。
2006-03-31

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