熱音響システムの実用化に向けた研究 : スタック流路径に関する検討(音響・超音波サブソサイエティ合同研究会)
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概要
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熱音響システムは,廃熱や太陽熱などの未利用熱を用いて冷却や発電を行うことが可能であり,地球環境問題を解決し得る技術の一つである.しかしながら,エネルギー変換効率が低く,実用例は少ない.本報告では,エネルギー変換効率向上のために,エネルギー変換部であるスタックの形状に着目し,検討を行った.従来のスタックは音波の伝搬方向に対して同一の流路径であった.スタックの流路径は作業流体の物性値により最適値があり,急峻な温度勾配を持つスタック内では各地点で流体の物性値は変化しているため,従来のスタックはスタック全体に対して最適でない.そこで,流路径の異なるスタックを組み合わせたスタックを作製し,実験により検討を行った.その結果,各スタック形状でエネルギー変換効率に差異は確認されたが,顕著な効率改善は得られなかった.これは,粘性散逸や低温端での良好な熱交換がエネルギー変換へあまり寄与しなかったことが要因であると推測される.
- 2012-01-19
著者
-
坂本 眞一
滋賀県立大学工学部
-
渡辺 好章
同志社大学生命医科学部
-
渡辺 好章
同志社大学生命医科学部:同志社大学熱音響技術研究センター
-
坂本 眞一
滋賀県立大学工学部:同志社大学熱音響技術研究センター
-
渡辺 好章
同志社大学生命医科学研究科
-
渡辺 好章
同志社大学
-
黒田 健太朗
同志社大学生命医科学部
-
柳本 浩平
同志社大学工学部
-
柳本 浩平
同志社大学工学部:同志社大学熱音響技術研究センター
-
坂本 眞一
滋賀県立大・工
-
黒田 健太朗
同志社大・生命医科
-
中野 陽介
同志社大学理工学部
-
中野 陽介
同志社大学工学研究科
-
中野 陽介
同志社大学
-
坂本 眞一
滋賀県立大
-
黒田 健太朗
同志社大学 生命医科学部
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